そこで会員動向として、世界の会員数は2000年には118万人、2002年6月には124万人と増えましたが、2007年12月は121万人となりました。ここに来て減少の問題として、アメリカ・日本などの先進国の会員数が減っています。日本では、1996年128千名の会員がいましたが、2006年3月103千名、2008年4月97千名と10万人を大きく割ってしまいました。年代構成の資料をご覧下さい。新会員の入会は、若返っていることが分かります。
　クラブ数は、 久世年度が80クラブありました。そこから、クラブ数は増えていません。最大で84クラブになりましたが、今は、81クラブです。会員は3800名おり、1クラブあたり47名と大変多かったです。そこから、岩渕、大塚年度と減少し2600名を割っています。
　 81クラブ中20名以下のクラブが24あります。10名以下は4クラブです。20年前は20名以下はありませんでした。会員が減少と共に、このような現状になりました。このクラブは74名が最大だったようなので、増強して頂きたいです。
　 大事なのは、会員が増えても、バランスのとれたクラブ作りではないかと思います。 この2年、こちらの例会を見させて頂きましたが、今日もアットホームで笑い声があり、素晴らしいと思いました。このような伝統をこれからも続けることが、充実されたクラブ作りになるのではないかと感じます。
　 ここで、3つお願いがあります。1つ目は、周年ごとの計画をきちんと取ること。大宮中央R.C.として、どのような事業、どんな形で、どのように必要であるか、そこにバランスのとれた会員構成を磨かれることが大事であり、会員が一丸となってその意思統一を図ることが大事です。2つ目は、会員同士の絆を深めること、 これはクラブの反映につながります。3つ目は、老壮青のバランスの取れた会員構成が大事です。若い会員を含めた年代構成を見て頂きたいです。

レディース増強委員会からのお願い
　　　　　　　　　　　　　　　梶間順子　地区レディース増強委員長
　 皆様、こんばんは。 こちらのクラブは「女性は入れたくない」のでしょうか？それとも「機会があれば女性も是非いれてみたい」と考えているのでしょうか？私は入会して11年になりますが、ロータリーは男社会だと感じることが多々ありました。そして、長く続けるには、大変な忍耐力と家族や周りの理解が必要です。仕事とは違った意味での充実感があるものの、この現実で、ロータリーに女性を増やすのは難しいです。
　 ただ、いいことも沢山あります。 最近女性が入会したクラブでは、雰囲気が変わります。テーブルにお花がのる、皆さんの顔が明るくなる、また、活動内容でも女性のよさが理解されつつあります。家庭にいていいものは、ロータリーにいてもいいのではないでしょうか。ボランティア活動をした場合、「内助の功」的な支える存在、細やかな気遣いが必要です。外部の人でも出来ますが、仲間として一緒に協力ができる事は、素晴らしいです。何かの行事をする時に、受け手の女性の気持ちが分かるのも、女性のロータリアンがいるからこそのメリットではないでしょうか。
　 私がクラブにいてよかったことをお話します。私は11年クラブにいますが、最初の3〜4年は「辞めようかな」と思った時期もありました。その後、「どのように続けていこうか」を考えた時に、とても素晴らしい出来事が起こりました。それは、4歳の時に亡くした母から4●年後に100通余の手紙の束が届いたのです。私が結婚をし、子供が持てた時に、どんなに子育てが大変か、そして私を生んでくれた母がどんな思いで私を残して死んでいったかを考えたら、私は「母のことを忘れてはいけない。」と思うようになりました。
　 母と親友だった方が、母との文通の手紙を私に届けたいと5年もかけて私を探して下さったのです。私が見つかったのは、私が所属しているクラブのP会長とその方が、偶然同じ学校の同窓生で、P会長が人から聞いた話で、「それはもしかしたらうちのクラブの女の子の母親ではないか」とアンテナを立てて、翌年、同窓会に出席して下さり、その方と話をして、「間違いない、確実に届けましょう」と言うことで、私の手元に来たのです。100通にも及ぶその手紙には、「私に対する思い」「父と出会った時の事」「子育ての事」などいろいろ書かれていました。その最後の手紙に「私は、この娘に素敵な女性になってほしいと思う。人生をたっぷりと、豊かに生きてほしいと思う。そして、出来ることならば人の為に何か出来るような思いやりのある女の子に成長してほしい」という一文がありました。母が伝えたかったのは、「そこだ」と思いました。この思いを私に届けたく、40年以上も経って私の手元に来たのだと、本当に感動しました。私がロータリーに入っていなければ、この手紙は私には届くことが無かったとも思います。